EXHIBITION

店舗横の展示スペースにて、月替わりで様々な
アーティストの作品をご紹介しています。
ぜひ、お立ち寄りください

有瀬龍介 -Love,contradiction-

2023.02.01-02.28

有瀬氏の作品の特徴は、”もの”や”日常の事象”などの「現実を見つめる眼差し」と「ファンタジー」の融合、「完成を冷静に見据えた上で描き出される線や色彩」と「偶然性に委ねた線や色彩」など、一見すると相反する要素が作家独自の視点で混ざり合い、絶妙なバランスで作品を構成している点です。作品の完成に対する冷静さと、瞬間で作る線や色遊びに近い感覚の駆け引きによって生み出される作品は、独特の世界観をもって鑑賞者を引きつけます。独自の観察眼を通して生み出される作品からは、純粋な日常への賛美と同時に、作家が見つめる社会へのユーモアや皮肉も感じられます。
今回の展示では、小さな作品が組み合わさってできた立体コラージュ作品「パッチワークシリーズ」、つぼの中に様々な模様や動物が描かれた「壺シリーズ」、アイヌの文様から着想を得た「アイヌシリーズ」、猫や宝石など様々なモチーフが描かれた「コレクションシリーズ」で構成されています。
一見すると関連性のない作品群を展示することで、作家のなかに一貫する、物や事象に対する眼差しを浮き彫りとし、個々の作品に新たな光を当てることを試みます。
作品と鑑賞者の接点としてみられる日常的なモチーフ。それが作家独自の視点で捉えられて表現される時、作品は私たちの想像力を刺激し、新たな視点を与え、考える道標となるでしょう。 

有瀬龍介 Ryosuke ARUSE
1983年5月30日生まれ
京都在住のイラストレーター
2000年頃より活動をスタート 手描きによる繊細なタッチを得意とし、古い本の挿絵・書物、身近にある植物・食物などから着想を得て制作した作品や、 抽象画、墨絵など,テーマ毎に幅広い作品を生み出している。
現在は、不定期の個展開催の他に、様々なアーティストやクライアントからイラストの依頼を受けて制作活動を行っている。

Exhibition History
2013 有瀬龍介 個展『こけらおとし』@cafe gallery etw
2016 mix @ABS(東京)
2017 Silent things 無印良品MUJI新宿Café&Meal MUJI(東京)
2017 A New Day @le prieure(大阪)
2018 Art brut japones2 @アルサンピエール美術館 グループ展(Paris)
2021 無意識の庭 kousagisya gallery(京都)
2020,2021 bottle spoon @coo gallery(京都)
2021 farmoon (京都)
2022 Une(兵庫)
2022「imaginary objects」IDÉE GALLERY(東京)
2022「タイトルなし」OIL by 美術手帖・渋谷パルコ(東京)

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