EXHIBITION

店舗横の展示スペースにて、月替わりで様々な
アーティストの作品をご紹介しています。
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神坂雪佳を中心に

神坂雪佳 (1866~1942)

京都に生まれ、本名は吉隆。四条派の鈴木瑞彦に師事し、のち岸光景の門に入り図案を学びます。光悦光琳派の画家であり、漆器や染織など工芸作品の原図制作や室内装飾を手掛け、多数の図案集を刊行した。
雪佳は欧州を歴訪してアールヌーヴォーの形式を取り入れるなどした作風は独自の境地を拓く者として、欧米で熱い賛美を浴びた。また、わが国の近代工芸に曙光を与え、その後の発展に大きく貢献。その作品は今日もなお、とりわけ欧米で高く評価され、「ル・モンド・エルメス」38号の表紙と巻頭12ページを飾っている。
雪佳の作品には現代の一流ブランドさえ魅了する斬新な意匠美の世界が、今も変わることなく息づいている。
今回ご紹介する作品は、画集『百々世草』より、当時の版木を使い、現代の摺師が一枚ずつ摺り上げた後摺版木版画の作品である。

伊藤若冲 

1716―1800年 京都、錦の青物問屋の主であり、独学で琳派、諸家を学び独自の画風を極める。 その作品は個性的で、特に鶏の図の作品が多い。 本品は「花卉(かき)図天井絵」の一部を再現。古くから所蔵している版木から、 京都の摺匠達が摺り上げました。

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