1950年東京生まれ。
橋場氏の作品の技法は、バーレリーフペインティングと呼ばれ、画布やパネルの上にクレイで造形し、顔料や金泥や箔、プラチナ、金属など、様々な素材を用いて着彩します。日本古来の室礼を現代美術に取り込み、「根源」をテーマに作品を生み出す橋場氏。余分なものが全て削ぎ落とされたミニマルな作品は、日本の歴史や伝統、文化を感じさせる重厚感がありながら、同時に前衛的であり、現代的な洗練さを兼ね備えています。

橋場信夫氏
「フランス、ラスコーの洞窟で15000年前の人の手形を見た時から私のテーマは「根源」になった。「根源」は私自身の根源から始まり、日本の、世界の、宇宙の、存在の、魂の、表現の、….と広がってゆく。 　今回の個展は私の履歴書の様なもので、どんな「根源」を私が選んだかをご高覧頂けます。」

日本の美や禅を象徴する橋場氏の作品は国内のみならず、欧州でも人気があり、フランスで定期的に開催される個展では、毎回大変な好評を博しています。

コレクション：
上皇后陛下美智子様・ダライ・ラマ１４世猊下・外務省・印刷博物館・慶応大学・WPRO（マニラ/フィリピン）帝国ホテル・ハイアットリージェンシーオオサカ・センチュリーハイアット東京・ANAインターコンチネンタル東京・ ザ・ペニンシュラ東京・トヨタ自動車（豊田）他多数。